2016.04.14更新

1997年4月14日に、諫早湾干拓事業による潮受け堤防による締切りによって、当時、日本最大の干潟といわれた諫早干潟が失われました。その締切りの様子が全国に「ギロチン」として報道されたことから、全国の干潟の保全運動に火がつき藤前干潟の埋立てが中止されるなどの一定の成果がありました。しかし、その一方で、南西諸島最大の干潟と言われた泡瀬干潟の埋立事業は進み、大浦湾の辺野古を埋立てようとする国の計画は変更されていません。締切りから満19年、20年目に入る年に、再度、干潟の重要性の認識が広がればと思います。

弁護士吉野隆二郎

潮受け堤防締切り直後ー大量に横たわるハイガイの死骸